本センターは、2016年1月に法人全体の研究基盤の構築およびその維持・管理を目的として設置されました。2つの大学および付属4病院をはじめとする組織全体にわたり、特定臨床研究や治験を含めた臨床研究、共同研究などの産学連携の基盤構築と支援を主な業務とし、研究活動を組織横断的に統括しています。

センター内は、研究戦略部門、研究管理部門、臨床研究部門の3部門に分かれ、それぞれの機能を担いながら連携して活動を行っています。研究を適正に実施するには、関連する各種規定や指針を遵守することが不可欠です。
本センターでは、倫理審査委員会の運営、利益相反マネジメント、研究成果に関わる有体物および秘密保持契約の管理、組換えDNA実験・動物実験・病原微生物の取扱い、安全保障に関するリスクマネジメントなど、幅広い業務を担っています。また、研究対象となる被験者や動物の安全や倫理面への十分な配慮を前提として、すべての教職員に対して、研究の適正な実施に必要な教育・研修の機会を提供しています。
本法人における研究の一層の推進と活性化には、国際的なルールに準拠した体制の構築と継続的な維持が不可欠です。本センターは、国内外の制度や環境が日々変化する中にあっても、迅速かつ的確に対応し、法人全体の研究活動のさらなる発展を支えてまいります。
引き続き、皆様方からのご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
学校法人日本医科大学
研究統括センター
センター長 桑名 正隆